今年の夏は、全国的に台風や大雨が相次ぎました。豪雨による浸水、河川の氾濫——各地でふだんの暮らしが一変してしまった地域があります。被災されたすべての方に、心からお見舞いを申し上げます。一日も早く、日常の生活と仕事が再建されることを願っています。
幸い、ここ檜原村では今のところ大きな災害は起きていません。それでも、カフェの前面を流れる南秋川が、いつもの清流とは打って変わって茶色く濁った流れになった日が、今年は何度かありました。
普段は川底の石が透けて見えるほど澄んでいるあの川が、上流の豪雨を受けてみるみるうちに増水し、轟音を立てながら流れる。テラスから眺めながら、この川の上流にはもっと急な山肌があり、さらにその上には雲があるのだと、改めて感じました。
気候は、明らかに変わっています。降水量が増え、その降り方が急になっている。山に暮らしていると、それをじかに感じます。清流があるということは、流域のすべてが健全であることの証しです。この川がいつまでもきれいであり続けるために、私たちにできることを、少しずつ考え続けていきたいと思っています。
そして今、川はまた元の顔に戻っています。
9月の南秋川は、夏の喧騒がすっと引いたような静けさがあります。山の緑も、少しずつ色のトーンが落ち着いてきました。朝晩の空気が冷えてくると、珈琲の香りがより深く感じられる気がします。テラスに腰かけて、川の音を聞きながら飲む一杯は、この季節が一番好きだという方も多い。
秋の檜原村は、10月の紅葉に向けて静かに準備を始めています。広葉樹の葉先がわずかに色づき始めるのは、もうすぐのことです。
秋の入り口を感じに、ぜひ川のほとりへいらしてください。
東京x山リバーサイドカフェ